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桜舞うあの日のままで
第14章 夏休み直前、悠と真奈美
真奈美が笑いをこらえながら言う。
「また今度、おごるから。それに、またゲームもしたくなって」
「ああ、そういうことか。あれ? でも、真奈美はさっきみんなと別れるときに、何か用事があるって言ってたんじゃ?」
「うん、『悠と一緒にゲームをする』っていう野暮用がね」
「結局そういうことか!」
苦笑する悠が言葉を続ける。
「ただ、俺は明日の準備があるんだから、あまり遅くまで居座るのは禁止ってことで、いいな?」
「もっちろん! ありがとう~!」
そう明るくお礼を言った後、突然真顔になった真奈美がポツリと言う。
「明日からしばらく、悠とゲームしたり、おしゃべりしたり、悠のプリンを食べたりできなくなるのよね……」
「また今度、おごるから。それに、またゲームもしたくなって」
「ああ、そういうことか。あれ? でも、真奈美はさっきみんなと別れるときに、何か用事があるって言ってたんじゃ?」
「うん、『悠と一緒にゲームをする』っていう野暮用がね」
「結局そういうことか!」
苦笑する悠が言葉を続ける。
「ただ、俺は明日の準備があるんだから、あまり遅くまで居座るのは禁止ってことで、いいな?」
「もっちろん! ありがとう~!」
そう明るくお礼を言った後、突然真顔になった真奈美がポツリと言う。
「明日からしばらく、悠とゲームしたり、おしゃべりしたり、悠のプリンを食べたりできなくなるのよね……」