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桜舞うあの日のままで
第15章 悠の帰郷
「ほら、これだぞ。見ての通り、俺がかなり飲んでしまってるし、もし同じのが欲しいなら、俺がこれから買ってきてやるって。ここに来る途中、コンビニがあったからな」
「でも、それがいい!」
「今すぐ欲しい気持ちは分かるけども、少しくらい我慢しろって。これ、少しぬるくなってしまってるから、絶対新しいやつの方がいいだろ。それに……お前は、俺の飲みかけでも気にしないのか? 俺が口をつけてしまってるんだぞ」
困惑した様子を見せ、悠が言った。
真奈美は少し微笑みながら答える。
「でも、それがいい!」
「今すぐ欲しい気持ちは分かるけども、少しくらい我慢しろって。これ、少しぬるくなってしまってるから、絶対新しいやつの方がいいだろ。それに……お前は、俺の飲みかけでも気にしないのか? 俺が口をつけてしまってるんだぞ」
困惑した様子を見せ、悠が言った。
真奈美は少し微笑みながら答える。