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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
 そして数十秒後、目を開いた風香が決意の感じられる、はっきりした声で言った。

「分かった……いいよ」

「ホント?! じゃあ……」

 早速、接近してくる悠を、「待って」と言って制止して、風香は続ける。

「でもね……。ホントに優しくしてね……初めてなんだから」

「もちろん! 風香、ありがとう! じゃあ、ベッドに……」

「うん……」

 二人は速やかにベッドへと移動することにした。




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