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Self-pleasures
第6章 小鳥遊医局長の密やかな想い
--- 手術室。

患者を送り出し、オペ室で少しばかり休憩をしていた。

「小鳥遊先生♪お疲れ様でした。」

麻酔科医の今泉がコーヒーを買ってきてくれた。医学部に入った時から、大学始まって以来の美男子だと言われていた男だ。看護師はおろか,女医迄もがこの男を狙って居ると噂だった。

「あ。どうもありがとうございます。」

今泉からコーヒーを受け取るとお礼を言った。

「脳外病棟の月性さんって彼氏居るんですかね?」

唐突に聞かれて驚いた。

「ま。彼氏が居たって別に僕は気にしないけど。」

…確かにこの男の容姿だったら,靡かない女はまずいないだろう。

「居ないんじゃ無いですか?僕は病棟のゴシップに疎いものですからすみません。」

…やっぱりそうか。

「どうして今泉先生は、月性さんをご存知なんですか?」

「オペ迎えでよく来てて、ベビーフェイスで可愛いなぁとずっと前から思ってたんですよね〜。しかも、みんなに優しい。なので気に入っちゃった♪」

屈託無く無邪気に笑う今泉にドキドキしながらも冷静に答えた。

「そうだったんですか。月性さんはいつも優しくて人気ですよ。」

小鳥遊は静かに今泉の様子を見て居た。

「幾つぐらいなのかなぁ。2-3年目かなぁ。」

「いいえ。確か彼女は、5-6年目の中堅ですよ。」

看護師がオペ室の掃除をして居るのを二人は眺めて居た。

「えええ〜!そうだったんだぁ。かなり歳下だと思ってたけど、じゃぁ同じ歳ぐらいかぁ。」

今泉の笑った顔は、爽やかだった。

「今度、月性さん誘って合コンしましょうよ。」

小鳥遊は苦笑いをした。

…やっぱり見た目通り、軽い男なのかも知れない。容姿が良い分、小峠よりも厄介だ。

「はははは。合コンなら、小峠先生の方が良いんじゃ無いですか?」

近くで観ると男でもゾクゾクする様な,中性的で整った顔立ちをしている。
もしも冬の事をこの男が本気で狙っていたとしたらと思うと少し不安になった。

「そーなんですよね。毎回誘って下さいねって言ってるのに誘ってくれないんですよ〜。」

…この男なら、選り取り見取りだろう。小峠などは、この男の当て馬にすらならないだろうから、誘われないのも当然だ。

小鳥遊はまた笑った。



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