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ブルジョアの愛人
第7章 花はここに
信じられないぐらいはしたない音に興奮したのか、莉菜は腰を浮かせてはシーツに叩きつける。ばたつく脚は何度も浩晃の背中を直撃したが、浩晃は痛みを喉から先へ出すのをぐっと堪えて指と舌を動かし続けた。
「変になっちゃう、おまんこ変になっちゃうよぉ」
海老のように背を反らせて莉菜が叫んだ。この声を莉菜のクラスメイトに聴かせてやりたいものだと浩晃は思いかけて、すぐに打ち消した。樹里のことが頭をよぎったからだ。
「莉菜、すごく淫乱。小学生なのにいけない子だね」
今より幼い頃の娘の姿を振り払うように煽る。莉菜は腰を高く上げ、苦しげに呻いた。莉菜にはマゾ気質があるのかもしれない。
「もっと、ぐちょぐちょ、して欲しいのぉ」
今度は浩晃の舌に擦りつけるように腰を振る。今までにないぐらいの淫乱ぶりだ。いいところに当たったのか、莉菜は腰振りを止めない。
「ああ、もうイッちゃう、イッちゃうよぉ――」
全身でピクピクピク、と三連符を刻んだのち、半裸の身体を勢いよくシーツに落とした。今夜一度目の絶頂だ。あと二時間の間に、莉菜は何度絶頂の扉を叩くのだろう。