この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜色、恋色、ーこいごころー、
第1章 花びら、一枚
『ふっ、……!…はぁ、…』
掻き出されるように指を出し入れされる度に、私の秘部からはトロトロと蜜が溢れ、やがてそれは太ももの内側を伝い落ちる。水分を吸ったパンティーは使い物にならないくらいぐしょぐしょで意味をなさない。
火照る身体、乱れさせられる呼吸。
それを、目の前の男は楽しんでいる。
(こんの……ドS!)
『はうっ!!……や、や、!…あぁっ』
「涙で潤んだ目で睨まれても逆効果だよ…もっと鳴かせたくなる」
奥深く指を入れられて、キュンと彼の指を締め付けた。
強く擦られる上壁にビクン!!と身体が跳ねた。
「ここ……?」
『あっ!……や、めて……あっあ、いやぁ‥ン!!』
グチュグチュ…クチュ…。
「凄い締め付け…気持ちいいの?」
『やぁ、……抜いて!…はぁ、はぁ、あんっ』
「ウソつき」
加速する指が、確実に私のイイトコロを擦る。
イキそうになる感覚に、グッと手に力が入る。
「イッてもいいよ」
『やっだ……はぁはぁ…イかないっ!』
「ほんっと、…強情だよね、昔から」
『……へぇ?』
「本当は、我慢出来ないくせに」
指を根本まで深く突き刺して、グチュグチュと音をたてて攻めたてられる。
『あぁ!!…あぁ、あっ、あっ』
お腹の奥に、むずかゆいような気持ちのいい不思議な感覚が襲う。
直後、背中に力が入り弓なりにそれた。
ビクン!!ビクン、と身体が大きく痙攣を起こして、目の前が真っ白に染まる。
あろう事か、久し振りの快感が激しい渦になり身体を駆け抜けた瞬間、私の意識はブラックアウトした。
――さくらっ!
倒れる間際で、彼の驚いた声と顔が…ひどく印象に残った。
(私の名前‥…どうして…?)