パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 　花びら、一枚

　
　『はぁ……っ、……、』

　「声、我慢しなくていいよ」

　彼の唇が首筋に舌を這わせる。
　声が出そうになって、唇を強く引き結ぶ。
　それでも悔しい事に、身体は素直に反応してしまう。
　些細な抵抗の代わりに、私は首を振った。

　『！！…』

　「じゃ、これならどう…？」

　ビクンッ…。

　彼は私の両手首を器用に片手で頭上にまとめ上げ、スカートの中に手を入れてスッと太ももをなぞり…パンティーの上から、割れ目を中指でなぞった。

　『なっ、…止めて！』

　「………止めて欲しい割りには、どうしてだろうね？」

　『ひゃっ!!……ぁっ……さわらないで…』

　足を閉じようとすれば、彼は自分の足を割り入れて邪魔させた。

　「ふーん……？」

　『あっ!!……や、ダメッ！…いやぁ』

　敏感な肉芽を潰されて、はぅっ!!と、ビクンと反応した私を見て、彼は口元に笑みを浮かべた。

　「ねぇ、嫌な割りにはどうしてこんなに"濡れてる"のか…教えてよ」

　『濡れてなんかない!!』

　認めたくなんてない、キスされて耳元で囁かれただけで、感じてしまったなんて。ましてや"知らない男の人"に、こんな事されるなんて。否定したかった。

　「へぇー…、じゃあこの音は何？」

　スッとパンティーの中に無遠慮に入って来た指に、嫌な予感がした。

　『ダメダメまっ!!……ぁっ!!、』

　静止の言葉をかけても、彼は嫌がる私の姿を見てニヤリと笑った。

　直後…、グプン!!と２本の指を私の中に突き立てた。

　「凄い……一気に２本も入っちゃったね」

　一気に入って来た指に、息も詰まりそうな快感が身体に走る。

　「君の中、スッゴクトロトロだけど…どうしょうか？」

　くちゅん…。

　『ぅっ……！』

　「ほらっ、少し動かしただけでイイオトがするよ」

　ズッ、ズッと骨張った長い指が、私の中でゆっくり出し入れされる。感じたくないのに、身体が言うことを聞いてくれない。それどころか、私の身体は男を求めて蜜を出す。