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第38章 終わりに…

最後まで御付き合い頂きありがとうございます。
「先生と私」を書き終えて、今はホッとしています。

この物語のアイディアは、
まず大切な人の死…から浮かび、そこから話を膨らませていきました。
なので、結末は悲しい話になると最初から予測出来たのですが、
怜奈の苦しみ、伏見の死…を書いている時には、
筆が重く自分自身も辛かったでした。
（もう悲しい話は描きたくない…苦笑）

最近ではなくなりましたが、本人に癌でも伝えない…などほんの十数年前までは、医療現場で普通にあったお話ですが、家族に伝えない…という人も僅からながら居ました。このストーリーはフィクションですが、ところどころは私が実際に遭遇した話を絡めて個人が特定できない様に書いています。

大切な人との死とどう向き合うか、愛する人の為に何が出来るか…。
そんなことをこの物語のテーマに含めてみました。

もう少し全てを繋いでいる”全能の悠木”のキャラクターを生かしたかったのですが、怜奈、伏見、瑛二が途中から暴走し始め、余り出番がありませんでした。笑


大切な人との別離は辛く苦しいものですが、
それもいつか過ぎ幸せがやってくる日はありますよ…。


そんな思いを汲んで戴ければ良いなと思っています。



拙い文章を最後まで読んで戴いた
読者の皆様には本当に感謝です。


本当にありがとうございました♪





Shizu