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恋人宣言
第2章 い
泊るはずだった金曜日の夜に
なんでこんな所にいるかな・・・
直哉への当てつけもあって、私は派遣の真実ちゃんに誘われたように
合コンに出席した。
「イイオトコって・・・
結局社内じゃないのよ。真実ちゃん」
小さい声で隣の真実ちゃんにそう言えば
「伊藤さん、この会社の人はいい物件だと思いますよ。
私、今月末で派遣の契約が終了なんですよ。それまでに摑まえないと!」
そう言う真実ちゃんにビックリして顔を見れば
そこにはぶりっこの派遣社員じゃなくて
誰よりも男を狙う魔性の女だった。
「あっはっはっは」
小声で話していたはずなのに、目の前に座った男性に聞かれていたらしい。
男性側は話したことはなくてもほとんど名前を知っている中で
その男性だけが見たこともなかった。
「ごめん、ごめん。聞くつもりはなかってんけど。聞こえてもた」
クックックと可笑しさを我慢できないように笑いながら
海外事業部の三浦だと名乗った。
こんな人、海外事業部にいたっけ?
「真実ちゃん、やったっけ?ほら、向こうから2人目のヤツ。
あいつ、そろそろ海外転勤やから次の彼女と結婚すると思うで」
「本当ですか!」
真実ちゃんの魔性の目がキラリと光った!
「この会社の男と結婚したいんやったらあいつが手っ取り早いんちゃう?」
「ありがとうございます」
にっこり笑うと、そそくさと席を立った。
「さて。こっちはこっちで楽しもか?」
その男は爽やかな笑顔で笑った。
なんでこんな所にいるかな・・・
直哉への当てつけもあって、私は派遣の真実ちゃんに誘われたように
合コンに出席した。
「イイオトコって・・・
結局社内じゃないのよ。真実ちゃん」
小さい声で隣の真実ちゃんにそう言えば
「伊藤さん、この会社の人はいい物件だと思いますよ。
私、今月末で派遣の契約が終了なんですよ。それまでに摑まえないと!」
そう言う真実ちゃんにビックリして顔を見れば
そこにはぶりっこの派遣社員じゃなくて
誰よりも男を狙う魔性の女だった。
「あっはっはっは」
小声で話していたはずなのに、目の前に座った男性に聞かれていたらしい。
男性側は話したことはなくてもほとんど名前を知っている中で
その男性だけが見たこともなかった。
「ごめん、ごめん。聞くつもりはなかってんけど。聞こえてもた」
クックックと可笑しさを我慢できないように笑いながら
海外事業部の三浦だと名乗った。
こんな人、海外事業部にいたっけ?
「真実ちゃん、やったっけ?ほら、向こうから2人目のヤツ。
あいつ、そろそろ海外転勤やから次の彼女と結婚すると思うで」
「本当ですか!」
真実ちゃんの魔性の目がキラリと光った!
「この会社の男と結婚したいんやったらあいつが手っ取り早いんちゃう?」
「ありがとうございます」
にっこり笑うと、そそくさと席を立った。
「さて。こっちはこっちで楽しもか?」
その男は爽やかな笑顔で笑った。