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恋人宣言
第3章 び
翌日の土曜日は直哉は仕事で。
日曜日は出張に行った。
そして月曜日、4時過ぎに出張から帰ってきた。
「青木お帰り」
そう言う私に
「ほら。伊藤サンにお土産」
なんて小さい包みを投げ渡した。
「え~。伊藤さんだけずるい!」
部の女の子たちがそう言ってムクれるなか
ちょっと気分よく、中を開ければ・・・
「丁度帰り道に遠距離恋愛で有名な神社があって」
「・・・・」
「遠距離の彼に沢山会えるといいなぁ?伊藤?」
なんてニヤッと笑っていやみを言う。
「ありがとう。彼ったら甲斐性がないからなかなか会えなくて」
「へぇ~。伊藤も苦労するな」
青木が機嫌良さそうに笑っていると
企画部のドアが開いて、その相手にざわめいた。
「葵ちゃん、おる?」
三浦さん。まだ5時前ですよ。
そこには自信ありげにイケメンエリートの放つオーラとともに
爽やかな笑顔で三浦さんが立っていた。
「三浦さんっっ」
部の女の子達は、神戸からきている三浦さんをご存じのようで
一斉にドアのところに集まった。
「伊藤さんと約束ですか?」
「うん。ちょっと葵ちゃんに横浜を案内してもらおうと思って」
「ええ~。伊藤さん遠距離の彼氏がいるんですよ。
私たちが案内しますよ」
三浦さんは目を輝かせる女の子たちを適当にあしらって。
じっと私の席を見つめると
大きな秘密を見つけた子供のようにニヤッと笑った。
「うん。知ってる。葵ちゃんの彼って遠距離やもんな♪」
隣の席に座る直哉を見て、そう言った。
日曜日は出張に行った。
そして月曜日、4時過ぎに出張から帰ってきた。
「青木お帰り」
そう言う私に
「ほら。伊藤サンにお土産」
なんて小さい包みを投げ渡した。
「え~。伊藤さんだけずるい!」
部の女の子たちがそう言ってムクれるなか
ちょっと気分よく、中を開ければ・・・
「丁度帰り道に遠距離恋愛で有名な神社があって」
「・・・・」
「遠距離の彼に沢山会えるといいなぁ?伊藤?」
なんてニヤッと笑っていやみを言う。
「ありがとう。彼ったら甲斐性がないからなかなか会えなくて」
「へぇ~。伊藤も苦労するな」
青木が機嫌良さそうに笑っていると
企画部のドアが開いて、その相手にざわめいた。
「葵ちゃん、おる?」
三浦さん。まだ5時前ですよ。
そこには自信ありげにイケメンエリートの放つオーラとともに
爽やかな笑顔で三浦さんが立っていた。
「三浦さんっっ」
部の女の子達は、神戸からきている三浦さんをご存じのようで
一斉にドアのところに集まった。
「伊藤さんと約束ですか?」
「うん。ちょっと葵ちゃんに横浜を案内してもらおうと思って」
「ええ~。伊藤さん遠距離の彼氏がいるんですよ。
私たちが案内しますよ」
三浦さんは目を輝かせる女の子たちを適当にあしらって。
じっと私の席を見つめると
大きな秘密を見つけた子供のようにニヤッと笑った。
「うん。知ってる。葵ちゃんの彼って遠距離やもんな♪」
隣の席に座る直哉を見て、そう言った。