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恋人宣言
第3章 び
お互いに裸になった相手に満足して顔を合わせて笑い合う。

「大好き」
「俺は愛してる」
「私がやきもち妬きでも?」
「もちろん。俺甲斐性ないし♪」
「私がいないとだめな男、だもんね」
「お前も俺にべた惚れだもんな」

お互いに笑いあって抱きしめあう。

「葵、なめて」

少し偉そうに言うそのセリフは、裏返せば照れ隠しで。
それが分かるから。愛しくなる。

大きくなっているそれの先を舌で遊んで
ゆっくりと口の中に入れれば
直哉は大きく息を吐いた。

クチュクチュと音を立てて舐めれば
満足しているように私の頭をなでた。

「葵・・・」

漏れ出る直哉の声の色っぽさに
舐める行為に拍車がかかる。

視線を上にあげて直哉と目を合わせれば
不敵な笑いをしていて
ゆっくりと私の頭を持って自分から離す。

銀色の唾液がツーッと私と直哉のそれをつないだ。

そんな私を嬉しそうに笑いながら見つめて
ゴムを付けてゆっくりと私の中に入ってくる。

「俺のを舐めてて濡れたか?」

意地悪そうに聞くその顔を見て
憎らしいけど好き。
そんな風に思う私は、直哉にべた惚れなんだろう。

直哉を誘うように腰を動かせば
それに応えるように直哉も律動を速めた。

「葵」

直哉の呼ぶ、その響きが好き。

「イッちゃ・・・っ」
「一緒にイこう・・・」

そう答える直哉の声もとぎれとぎれで。
私たちは抱きしめあってお互いに自分をゆだねた。

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