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どうか、私を愛してください。
第12章 抱いてください……
「美緒…お手伝いさんを返したって本当なのか?」



「はい。もう大丈夫ですから。ご飯作って待っています。」



電話の主は誠一さんで誠二さんが帰ってきてからは
誠一さんはさらに心配性になった。
きっとお手伝いさんを用意したのは誠二さんが近づいてこないようにするためもあると思う。
もう、誠二さんはほかの人と結婚するというのに――



“ピンポーン”



「誰…?あ……」



「すごーい!豪邸みたいに綺麗!」



「円花さん……」



「急にごめんなさい。でも連絡先知らなくて…」



「そうよね。お茶いれるわね。」



「いいんです。私急いでて…あの誠二の部屋ってどこですか?」



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