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どうか、私を愛してください。
第12章 抱いてください……
時間が止まったかのように…スローモーションで今でも記憶としてよみがえる。
誠二さんが私の右腕と腰を支えて倒れそうな私を支えてくれた。



倒れゆく瞬間、涙の粒が瞳から離れていった。



そっか……私泣いていたんだ。
誠二さんのことを忘れるってさっき自分で決めたのに――



久しぶりの誠二さんの温もり、心臓の鼓動、吐息を感じれて
それだけで私のカラダはもう疼いてしまう。



カラダが誠二さんを欲して仕方ない。



誠二さん、











どうか、私を抱いてください。
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