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どうか、私を愛してください。
第19章 スケッチブックの秘密。
「俺のことは気にしなくていいから…兄さんと永一と三人で家族として過ごしてほしい。」
「誠二さん…それって……」
「俺はもう永くない。俺と一緒になっても大変なだけだよ……」
「何言っているの誠二さん……誠二さんがいなくなっても私誠二さんのこと忘れない。」
「忘れなくても必ず記憶は薄れていく!!」
「誠二さん……」
「俺はそうだったよ。紗英のことあれだけ好きだったのに美緒のこと、今では大好きだし愛している。だから離婚して俺と結婚したら美緒はバツがつくうえに未亡人になるんだ。俺は仕事もできない状態だから養うこともできないんだ……」
あの家が嫌だったけど
守られてきたのも現実で
お金の苦労はしたことがなかった。
だけど、どんな人生が待っていたとしても
私は誠二さんと歩んで生きたい。
もう同じ過ちは犯したくない。
「誠二さん…それって……」
「俺はもう永くない。俺と一緒になっても大変なだけだよ……」
「何言っているの誠二さん……誠二さんがいなくなっても私誠二さんのこと忘れない。」
「忘れなくても必ず記憶は薄れていく!!」
「誠二さん……」
「俺はそうだったよ。紗英のことあれだけ好きだったのに美緒のこと、今では大好きだし愛している。だから離婚して俺と結婚したら美緒はバツがつくうえに未亡人になるんだ。俺は仕事もできない状態だから養うこともできないんだ……」
あの家が嫌だったけど
守られてきたのも現実で
お金の苦労はしたことがなかった。
だけど、どんな人生が待っていたとしても
私は誠二さんと歩んで生きたい。
もう同じ過ちは犯したくない。