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どうか、私を愛してください。
第20章 誠二さん、どうか私を愛してください。
「誠二さんっ……」
「どうした?怖い…?」
美緒の目から涙がじわじわと溢れでてきて
ゆっくりと涙がすぅっと静かにこぼれ落ちる。
やっぱりこれからのことを不安に思ったのだろうか…?
「ずっと、ずっと夢見て生きてきました。一生叶うことがない夢だと――誠二さんとこんな風に愛し合える日を過ごせることはないと思っていました……だから、今すごく幸せです。」
正直、どうしてこの俺が病気になるんだろうってずっと思ってきた。
あと少し、自分の思いを抑えて遠くから永一と美緒の幸せを願えば
あとは美緒とずっと一緒にいられると、そう思っていた。
「どうした?怖い…?」
美緒の目から涙がじわじわと溢れでてきて
ゆっくりと涙がすぅっと静かにこぼれ落ちる。
やっぱりこれからのことを不安に思ったのだろうか…?
「ずっと、ずっと夢見て生きてきました。一生叶うことがない夢だと――誠二さんとこんな風に愛し合える日を過ごせることはないと思っていました……だから、今すごく幸せです。」
正直、どうしてこの俺が病気になるんだろうってずっと思ってきた。
あと少し、自分の思いを抑えて遠くから永一と美緒の幸せを願えば
あとは美緒とずっと一緒にいられると、そう思っていた。