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どうか、私を愛してください。
第3章 痛みのあるセックス
「ん……」



あれからどのくらい時間が過ぎたんだろう。
たくさん泣いたから瞼が重くて開けにくい。
きっと顔は悲惨なんだろうな……



「朝…なんだ。」



カーテンの隙間から入ってくる光
外から聞こえる小鳥のさえずりで夜が明けて朝になったことに気付いた。



「え…?」



起き上がろうとした瞬間手に何か違和感を感じて左を見ると――



「誠二さん……」



違和感を感じたのは誠二さんが指を絡めていたから。
誠二さんの指は誠一さんの指みたいに長いけど誠一さんよりゴツゴツしている。
指を絡めるとどれだけゴツゴツしているか、私の指が柔らかいかが伝わってくる。



私のカラダに快感を与えるこの指
この指の関節が私の気持ちがいいところをついてくる。
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