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第3章 痛みのあるセックス

「紗英は自殺したよ。離婚届を出してすぐ……」



「そんなッ……」



それだけ、誠一さんのことが好きで
子供を望んでいて
ココロを侵されていたってこと…？



「誠一は葬式にも出ず、普通に仕事していたけどな。」



「何か……きっと何かわけがあるんだと思います。キャッ…」



「何を根拠にアイツのことそんなに信じる？」



いつもの怒りに満ちた目をしながら乱暴に右腕をつかんできた。
急に触れられたから驚いたけど手に力は入っていなかった。



「私は…誠一さんのことあまり知らないかもしれません。だけど一緒に暮らしてきた五年っていう歳月で培ってきた絆があるって思っています。」



「あっそう……」