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召喚師の伴侶
第2章 Vol.2:契約
「神殿騎士だと?」

その聞き慣れた声は後ろから聞こえた。

「ザンデ!」

なんとザンデがインプとゴーレムを引き連れ、丘に現れたのだ。
本来、インプは魔界にゴーレムは石つぶてとしてポーチにしまっておくものだが、校外でインプとゴーレムを展開する…それは臨戦態勢と言っても過言ではない!

「なんで悪魔を召喚したままにしてるっ!?」

戦わせていないゴーレムはともかく、悪魔は召喚しているだけで魔力を浪費するのだ。

「ふふふ……そうか、貴公はホームルームをサボったから聞いていないのか。貴公が飛び出した後、2学期の終了までの課題が与えられてね」

どうやら、僕が飛び出した後に学校で課題を付与されたと言うのだ。

「使い魔を駆使し、モンスターを討伐せよ!…とね。この丘には冷酷残忍なラミアが現れると以前から聞いていたので、僕が討伐に来たのさ」

「な、なんだってぇ!?」

「おいおい、これは学校から与えられた課題だぜ。まさか、僕の邪魔をするというのなら国民の負託に応えないということだぞ。
僕たちは学生ではあると同時に公務員なんだからな」

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