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召喚師の伴侶
第2章 Vol.2:契約
悪魔は生命体ではない。
それこそ、兵器の無人化を進めるイヴァリス軍の意図でもある。

「次はあんたの番よ」

「や、やりやがったな~!このアマがっ目にモノ見せてくれるっ!」

憤怒したザンデの前にゴーレムが立つ。
そして……

「暗黒の雲に仕える闇の光よ」

これは、ヴァルボルト!?
ザンデは強力な雷の呪文を放とうとしている。

「ザンデ!使い魔でモンスターを討伐するという課題の筈だぞ!」

ゴーレムは使い魔であるが召喚による悪魔ではない。
それが認められていないのであれば、この勝負はディリースの勝ちで既に終了している。
ザンデの行為は非人道的である!


「ヴァルボルトぉぉぉッ!!!」

上空から鉄が軋むような嫌な音がする。
僕は振り向いてディリースの元へ駆け出した。

魔導師(?)の僕ならともかく、モンスターである彼女にヴァルボルトが直撃すると考えたら、いても立ってもいられなかった!





そして、僕の目の前は真っ白になtt―ー


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