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召喚師の伴侶
第3章 Vol.3 モンスター討伐
「は、話し合いで解決するなら、それにこしたことはありません」
「話し合いで戦わなくてすむなら、ワシら傭兵、軍隊もいらんし、お前らのようなボンボンに高い税金を払って勉学させる必要もないんだよ」
「な……っ」
言い返せない。
僕も実を言うと魔道大学の運営費で救える命は、このイヴァリスには多く存在する。
貧困の子供達も多い国なのだから。
「まぁまぁ作物だけを狙うんならかわいいものなんだけどね。自警団の団員に怪我した者がいるんだ。だから今回はどうしてもハーピーを生け捕りにして火炙りにしたいんだよ」
「火炙り!?」
なんて残忍な……
せめて追い払うだけでいいじゃないか。
「うちの村長のご子息様は団員でね。森を巡回中にハーピーと遭遇。交戦し、怪我を負ったのさ」
「巡回って……自警団は村を守ることが仕事ではありませんか?」
自警団の仕事は村の警備だ。
村の外では、あのオウガのような戦士や外部の者に依頼しなければならないはず。
そうでなければ、僕がここに派遣されるはずないのだ。
「話し合いで戦わなくてすむなら、ワシら傭兵、軍隊もいらんし、お前らのようなボンボンに高い税金を払って勉学させる必要もないんだよ」
「な……っ」
言い返せない。
僕も実を言うと魔道大学の運営費で救える命は、このイヴァリスには多く存在する。
貧困の子供達も多い国なのだから。
「まぁまぁ作物だけを狙うんならかわいいものなんだけどね。自警団の団員に怪我した者がいるんだ。だから今回はどうしてもハーピーを生け捕りにして火炙りにしたいんだよ」
「火炙り!?」
なんて残忍な……
せめて追い払うだけでいいじゃないか。
「うちの村長のご子息様は団員でね。森を巡回中にハーピーと遭遇。交戦し、怪我を負ったのさ」
「巡回って……自警団は村を守ることが仕事ではありませんか?」
自警団の仕事は村の警備だ。
村の外では、あのオウガのような戦士や外部の者に依頼しなければならないはず。
そうでなければ、僕がここに派遣されるはずないのだ。