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召喚師の伴侶
第4章 Vol.4
「ラミアとハーピー……ともに人間の男を誘惑するモンスターだが、バンド(召喚器)が光を放ったってことは間違いなくお前がそそのかされたのではなく、悪魔契約が成立している。
レインはこの課題をこなしたと判断しよう。さらには使い魔がモンスターを討伐し、その結果、悪魔契約するというのは高い評価である」
ザバ先生は真面目な顔に戻り、今度はファイルを取り出す。
「ここまで優秀なレイン君なら、進級試験は問題なかろう」
―-ギクッ
とは言われつつも、召喚室にて悪魔を呼び出さなければ進級できない。
「んでもって、次の課題だ」
ファイルから、数枚のプリントを抜き取ると僕に渡してきた。
「これは……?」
何かの資料だろうか?
プリントには“竜の契約”とある。
「そのままだ。魔界にはドラゴンがいないと考えられるが、もしもドラゴンを召喚し、使い魔にするとしたら、それは非常に強力な力となる。
ドラゴンテイマーの不安定な黒魔術よりも理想な主従関係を研究するんだ」
そう言って、先生は僕に手を「シッシ」と犬を払うように室内から追い出した。
レインはこの課題をこなしたと判断しよう。さらには使い魔がモンスターを討伐し、その結果、悪魔契約するというのは高い評価である」
ザバ先生は真面目な顔に戻り、今度はファイルを取り出す。
「ここまで優秀なレイン君なら、進級試験は問題なかろう」
―-ギクッ
とは言われつつも、召喚室にて悪魔を呼び出さなければ進級できない。
「んでもって、次の課題だ」
ファイルから、数枚のプリントを抜き取ると僕に渡してきた。
「これは……?」
何かの資料だろうか?
プリントには“竜の契約”とある。
「そのままだ。魔界にはドラゴンがいないと考えられるが、もしもドラゴンを召喚し、使い魔にするとしたら、それは非常に強力な力となる。
ドラゴンテイマーの不安定な黒魔術よりも理想な主従関係を研究するんだ」
そう言って、先生は僕に手を「シッシ」と犬を払うように室内から追い出した。