この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
召喚師の伴侶
第2章 Vol.2:契約
幹部候補生が暗澹たる表情でため息をついていては激も飛ばされるというものだろう。
僕は彼女に事の成り行きを話すことにした。
***
「……まぁここに来たってことは、学校で何かあったんだなってことはわかっていたよ」
器用に正座のような形で僕の隣に座るディリース。
腰に巻かれたスカートの中が気になる……って、僕を変態扱いする人もいるかもしれないが、ラミアは人間や亜人の男をその美しい容姿にて誘惑し、交尾し、その肉を食らうリアル肉食系女子なのだ。
「魔法とか召喚とか、悪魔との契約とか、大事なことはそんなことじゃないよ」
励ましてくれていることはわかるが、では何が大事なのか…?
「努力して諦めないこと!
そして…あんたの場合は結果、兵を指揮して敵を殲滅させることだろ」
そのとおりではあるが、正確には召喚した悪魔を駆使して敵を倒し、人間兵の被害を最小限に抑えることだ。
「ん~ん。本当は僕は……軍人になんてなりたくないんだ」
「ええっ!?」
驚く彼女。
なぜならば、魔道大学校には莫大な税金が投入されている。
そこで学び、お給金まで頂いている僕が「軍人になんてなりたくない」と言えば、神の意思に反する台詞なのだ。
僕は彼女に事の成り行きを話すことにした。
***
「……まぁここに来たってことは、学校で何かあったんだなってことはわかっていたよ」
器用に正座のような形で僕の隣に座るディリース。
腰に巻かれたスカートの中が気になる……って、僕を変態扱いする人もいるかもしれないが、ラミアは人間や亜人の男をその美しい容姿にて誘惑し、交尾し、その肉を食らうリアル肉食系女子なのだ。
「魔法とか召喚とか、悪魔との契約とか、大事なことはそんなことじゃないよ」
励ましてくれていることはわかるが、では何が大事なのか…?
「努力して諦めないこと!
そして…あんたの場合は結果、兵を指揮して敵を殲滅させることだろ」
そのとおりではあるが、正確には召喚した悪魔を駆使して敵を倒し、人間兵の被害を最小限に抑えることだ。
「ん~ん。本当は僕は……軍人になんてなりたくないんだ」
「ええっ!?」
驚く彼女。
なぜならば、魔道大学校には莫大な税金が投入されている。
そこで学び、お給金まで頂いている僕が「軍人になんてなりたくない」と言えば、神の意思に反する台詞なのだ。