最初は、なんの話だろう? というところから、徐々に関係性が明かされていくミステリーチックな感覚、読んでいて楽しかったです。
今回も細かなファッション描写や旅行の話、演劇、学園のシーンなども繊細かつ巧みで素晴らしく、作者らしい切り口で描かれた作品だなと思いました。
特に205ページの独白など、とても好みでした。個人的にはふとした時に共感します。
後半は、途中、展開が読める部分もあり、読めない部分もあり、怒濤の展開に、えぇ?! えぇ?! と一喜一憂、読み手が情緒不安定でした(笑)
複雑な関係性。作者様が伝えたかったことは、ラストに全て凝縮されているように思いました。
完結お疲れ様でした!