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こんにちは。

　北条氏の方から何と祝言を二月も早めるとの連絡が入り、
　楓の父恒正はこの機会に娘をさっさと嫁がせてしまおうと考えているようです。

　楓にしてみれば、たまったものではありません。
　時繁への想いは日々、深くなるばかりです。
　ついに明日に祝言を控えた夜、楓はいきなり祝言が早まったと父から知らされ、
　いよいよ進退窮まります。
　
　しかし、そこに心強い乳母という味方が現れ―。

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