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こんにちは。

　大変なことになりました？
　時繁があろうことか、河越の邸内で謎の美女と密会していた現場を
　楓は目撃してしまいました。
　動転する楓。
　しかし、その前に、時繁と謎の女はもっと物騒な会話を交わしていたようにも
　思うのですが―。

　更に御所の庭で蓮見をしながら、時繁が囁いた言葉も気になります。
―楓は入内したいと願ったことはあるか？
―そなたは、ただ人の俺を愛してくれるというのか。
―兄弟でもあるまいに、俺たちのような一介の民と帝を比べるなど、あまりにも恐れ多いことだ。

　さて、夫の誠実さに疑いをいだいた楓はどう出るか？
　時繁は本当に他の女に心を移しているのか？

　
　

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