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東 めぐみ(結菜)さんの作者ニュース
夫から逃れた妻を守り、離婚成立させる場所―それは縁切り寺
こんにちは。
今日から第八話です。
夢見鳥で、字そのままに、ゆめみどりと読むのですが、
この意味はもう少し先でお判りいただけると思います。
何と泰雅から逃れた泉水が身を落ち着けたのは尼寺でした。
これからしばらくは、この月照寺という小さな山のお寺が舞台になります。
恋と男と結婚に絶望した女が辿る道は出家、
かどうかは判りませんが、今と違い、法律的にも常識的にも
男性優位であった江戸時代ですから、
夫の暴力から逃れた無力な女性が身を寄せる場所としては
尼寺はふさわしい場所だったと思います。
現実に縁切り寺(駆け込み寺)というわれる鎌倉の東慶寺もありました。
少し長くなるのですが、大昔、
朝ドラで おんな・駆け込み寺 というドラマを見ていました。
そこで、こんなシーンがありました。
若い妻が夫から逃れたくて縁切り寺に駆け込みますが、追っ手が背後に
迫っている。
あと寺の門まで少し、門をくぐり敷地内に入れば、もう男は手出しは
できません。
それで離婚成立です。
しかし、その妻があと少しで門に到達するという時、夫に捕まってしまった。
そこで、妻は髪に挿していたかんざしを抜いて、放り投げた。
かんざしは見事に門を超えて境内へ。
そうんなんですね。身につけていたものが寺の中に入れば、本人が
入ったのと同じことになり、離婚成立。
夫はもう妻を解放するしかない。
そのシーンは今も鮮やかに焼き付いています。
まだ小学生でしたが、当時から、そういう時代物が好きで、よく見ていました。
いささか風変わりな子供だったんですね。
(今も変わってるかもしれないです―汗)
今日から第八話です。
夢見鳥で、字そのままに、ゆめみどりと読むのですが、
この意味はもう少し先でお判りいただけると思います。
何と泰雅から逃れた泉水が身を落ち着けたのは尼寺でした。
これからしばらくは、この月照寺という小さな山のお寺が舞台になります。
恋と男と結婚に絶望した女が辿る道は出家、
かどうかは判りませんが、今と違い、法律的にも常識的にも
男性優位であった江戸時代ですから、
夫の暴力から逃れた無力な女性が身を寄せる場所としては
尼寺はふさわしい場所だったと思います。
現実に縁切り寺(駆け込み寺)というわれる鎌倉の東慶寺もありました。
少し長くなるのですが、大昔、
朝ドラで おんな・駆け込み寺 というドラマを見ていました。
そこで、こんなシーンがありました。
若い妻が夫から逃れたくて縁切り寺に駆け込みますが、追っ手が背後に
迫っている。
あと寺の門まで少し、門をくぐり敷地内に入れば、もう男は手出しは
できません。
それで離婚成立です。
しかし、その妻があと少しで門に到達するという時、夫に捕まってしまった。
そこで、妻は髪に挿していたかんざしを抜いて、放り投げた。
かんざしは見事に門を超えて境内へ。
そうんなんですね。身につけていたものが寺の中に入れば、本人が
入ったのと同じことになり、離婚成立。
夫はもう妻を解放するしかない。
そのシーンは今も鮮やかに焼き付いています。
まだ小学生でしたが、当時から、そういう時代物が好きで、よく見ていました。
いささか風変わりな子供だったんですね。
(今も変わってるかもしれないです―汗)
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