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レイ(りょう)さんの作者ニュース
みたびファン登録お礼2
――――――――――――――――――――
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
――――――――――――――――――――
私はお嬢様の手を引いて、部屋の奥にあったデスクの側に
椅子を持ってきてそこにお嬢様を座らせ、
パソコンを開き書類を作り始めた。
お嬢様は静かに私のすることを見て下さっていた。
【「愛人契約書」】
私はその文字を打ち込んで、隣りのお嬢様のお顔を見た。
お嬢様の眉が一瞬ぴくっと動いた後、口角が上がった。
しばらくは私のキーボードを打つ音が部屋に小刻みに響く。
それから旦那様に電話をかけた。
これで、旦那様はあの女を捨てるだろう…
私はそう思っていた。
これはあくまでもフェイク。
こんなものを契約させるつもりはない。
所詮旦那様はお嬢様の所有物(モノ)なのだから…
私は旦那様がその事実を再認識して下さって、
お嬢様の事をもう少し大切にして下さればそれでよかった。
「もしもし、夜分遅くにすみません。白石さまですか?」
「…」
「はい、さえきです」
「今からそちらに奥様とお伺いし、お話したいことがあるのですが
よろしいでしょうか?」
「…」
「ありがとうございます。はい、わかりました。では後程…
失礼します」
私は、旦那様への電話を終えると
「お嬢様、今からシャワーを浴びてお召替えをしてくださいますか?
女っぷりを今より2倍上げて旦那様の所に参りましょう」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
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私はお嬢様の手を引いて、部屋の奥にあったデスクの側に
椅子を持ってきてそこにお嬢様を座らせ、
パソコンを開き書類を作り始めた。
お嬢様は静かに私のすることを見て下さっていた。
【「愛人契約書」】
私はその文字を打ち込んで、隣りのお嬢様のお顔を見た。
お嬢様の眉が一瞬ぴくっと動いた後、口角が上がった。
しばらくは私のキーボードを打つ音が部屋に小刻みに響く。
それから旦那様に電話をかけた。
これで、旦那様はあの女を捨てるだろう…
私はそう思っていた。
これはあくまでもフェイク。
こんなものを契約させるつもりはない。
所詮旦那様はお嬢様の所有物(モノ)なのだから…
私は旦那様がその事実を再認識して下さって、
お嬢様の事をもう少し大切にして下さればそれでよかった。
「もしもし、夜分遅くにすみません。白石さまですか?」
「…」
「はい、さえきです」
「今からそちらに奥様とお伺いし、お話したいことがあるのですが
よろしいでしょうか?」
「…」
「ありがとうございます。はい、わかりました。では後程…
失礼します」
私は、旦那様への電話を終えると
「お嬢様、今からシャワーを浴びてお召替えをしてくださいますか?
女っぷりを今より2倍上げて旦那様の所に参りましょう」
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まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
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