作者ページ
レイ(りょう)さんの作者ニュース
私にとっての摩訶不思議…2
――――――――――――――――――――
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
――――――――――――――――――――
それからたっぷりと1時間以上かけ、お嬢様は身支度を終えた。
「待たせるくらいがいいのです。
相手がしびれを切らした頃の方が
こっちのやることがより効果的になります」
私はお嬢様を励まし、旦那様の部屋にお連れした。
そこは普通のシングルの部屋。
ノックの後、お嬢様の後ろに下がり…
控える。
中からは疲れた顔の旦那様が出てこられた。
先ほどの正装から着替えたままなのか、スエットの上下。
お嬢様が来ることはずいぶん前に告げたのに…
本当に無礼な方だ。
「入るわよ?」
「ああ」
あまり話したくないらしい。
そのあしらい方が余計に私の怒りに油を注ぐ。
しかし大人ならそんな感情より、もっと効果的な攻め方をするべきだ。
お嬢様について部屋の奥に入り、旦那様が座ってから、
その向かいにお嬢様が腰かけ、私はお嬢様の斜め後ろに立つ。
これが今までも何かを話すときの、私達3人の位置。
どんな時もお嬢様の前には、お嬢様の瞳の中には旦那様だけで…
私の場所はそこにない。
いつも私の視線のそばにお嬢様。
そして、その向こうが旦那様。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
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それからたっぷりと1時間以上かけ、お嬢様は身支度を終えた。
「待たせるくらいがいいのです。
相手がしびれを切らした頃の方が
こっちのやることがより効果的になります」
私はお嬢様を励まし、旦那様の部屋にお連れした。
そこは普通のシングルの部屋。
ノックの後、お嬢様の後ろに下がり…
控える。
中からは疲れた顔の旦那様が出てこられた。
先ほどの正装から着替えたままなのか、スエットの上下。
お嬢様が来ることはずいぶん前に告げたのに…
本当に無礼な方だ。
「入るわよ?」
「ああ」
あまり話したくないらしい。
そのあしらい方が余計に私の怒りに油を注ぐ。
しかし大人ならそんな感情より、もっと効果的な攻め方をするべきだ。
お嬢様について部屋の奥に入り、旦那様が座ってから、
その向かいにお嬢様が腰かけ、私はお嬢様の斜め後ろに立つ。
これが今までも何かを話すときの、私達3人の位置。
どんな時もお嬢様の前には、お嬢様の瞳の中には旦那様だけで…
私の場所はそこにない。
いつも私の視線のそばにお嬢様。
そして、その向こうが旦那様。
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まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
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