パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

こんばんは。

　第三話は、維助の視点から描いてはいますが、
　内容的には、本編の続編となっています。

　外伝という形でも、私は泉水のその後を是非、描いてみたかったという
　想いがありました。

　こうしてみると、泉水はもこの時点では、立派な
　母親であり、町家の女房になっていますね。
　言葉使いも本編とは異なり、町人のものになっています。

　女一人で娘を育てた泉水の苦労が忍ばれますが、
　幼い娘に語った父親というのが実父ではなく、泉水の最後の男となった
　兵庫之助であったというのも何か切なくなるような気がします。

　お征の父親は泰雅であることを認めた上で、
　なおも泉水の中には娘の父親が兵庫之助であって欲しい、
　一人の人間として娘にも誇れる生き方を最後まで貫いた兵庫之助であって欲しいと
　願っていたのかもしれない、、、
　と、ふと、今日はそんなことを考えました。

　そして、若い飾り職人の維助の泉水母子に対する態度にも
　ご注目いただけましたら幸いです。

| 関連小説リンク |