作者ページ
レイ(りょう)さんの作者ニュース
はい・・・やっぱり2
――――――――――――――――――――
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
――――――――――――――――――――
「わかった、これにサインさせたらいいのか?」
その旦那様の非情な言葉にお嬢様が一瞬息をのむ。
この人は本当に…
何を考えているのかわからない。
私が発案したがそれでも、お嬢様も納得の上でのモノ。
その返しがこんなものになるなんて…
その契約を結ぶことは、お嬢様にとってもあの女にとっても、
残酷以外のなにものでもないのに…
旦那様が大事なのは自分だけなのか?
あれほど大事そうにしていたあの女にすらこんな非情な扱いをするのか?
本当にこの人には婚前付き合っていた女を失った時点で
人の情をどこかに忘れてしまったのだろうか?
失くしてしまったのだろうか?
「あとは、佐伯と話して頂戴…」
私の物思いを切り裂くように目の前でお嬢様が立ち上がった。
「これ以上もう何も話すことはないだろう…
佐伯も連れて帰れ」
お嬢様は旦那様の話を聞かずハイヒールの音を響かせながら
旦那様の前を横切り、バタンとドアを閉め出て行かれた。
早く行かなければ…
「失礼します」
私は不本意ながらも旦那様に頭を下げ、お嬢様を追いかける。
「お前はいつまであの女の腰ぎんちゃくをするんだ?」
あまりの失礼な言葉に…
振り向き旦那様を睨みつけた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
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「わかった、これにサインさせたらいいのか?」
その旦那様の非情な言葉にお嬢様が一瞬息をのむ。
この人は本当に…
何を考えているのかわからない。
私が発案したがそれでも、お嬢様も納得の上でのモノ。
その返しがこんなものになるなんて…
その契約を結ぶことは、お嬢様にとってもあの女にとっても、
残酷以外のなにものでもないのに…
旦那様が大事なのは自分だけなのか?
あれほど大事そうにしていたあの女にすらこんな非情な扱いをするのか?
本当にこの人には婚前付き合っていた女を失った時点で
人の情をどこかに忘れてしまったのだろうか?
失くしてしまったのだろうか?
「あとは、佐伯と話して頂戴…」
私の物思いを切り裂くように目の前でお嬢様が立ち上がった。
「これ以上もう何も話すことはないだろう…
佐伯も連れて帰れ」
お嬢様は旦那様の話を聞かずハイヒールの音を響かせながら
旦那様の前を横切り、バタンとドアを閉め出て行かれた。
早く行かなければ…
「失礼します」
私は不本意ながらも旦那様に頭を下げ、お嬢様を追いかける。
「お前はいつまであの女の腰ぎんちゃくをするんだ?」
あまりの失礼な言葉に…
振り向き旦那様を睨みつけた。
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まだ番外編は続きます。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
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