作者ページ
レイ(りょう)さんの作者ニュース
またまたありがとうございます。2
――――――――――――――――――――
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
――――――――――――――――――――
「私は佐伯のモノじゃないけど、佐伯は…
私にとってただ一人、唯一の娚(おとこ)よ」
若かりしあの日、衝動的に想いを告げてしまった時、
私を抱きしめながら耳元で囁かれた蕩けるような甘い言葉。
自分がお嬢様の唯一の男だと言ってくださったその想いを糧に
どんなことも躊躇なくこなし、生き延びてきた。
静かな寝息を耳にしながら…
久々に思い出した想いに胸が締め付けられる。
今、このまま傍にいるのは賢明じゃないだろう…
私はベッドを下り、近くにあったソファーに座って、
膝を抱えてもたれかかった。
お嬢様はその言葉の通り、私などのモノではないし…
そうなることは一生ないだろう。
それでも…
ずっとおそばにいるのを決めたのは自分。
その決断に後悔はない。
あの男は突然お嬢様の前に現れ、夫という地位を手に入れながら、
それでも他の女にばかり目移りして、お嬢様の目前に醜態をさらす。
あの男と自分が何が違うのか…
何が劣っているから立場が違うのか…
本当にうざったい。
しばらく仮眠を取ろう目を閉じた。
気持ちはお嬢様のいるベッドに集中しながら…
いつか…
いつの日か復讐してやる。
「そのキスは許されていない…」 【END】(佐伯Side)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回で番外編は終了です。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
現の後(うつつののち)(佐伯Side) 続き
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「私は佐伯のモノじゃないけど、佐伯は…
私にとってただ一人、唯一の娚(おとこ)よ」
若かりしあの日、衝動的に想いを告げてしまった時、
私を抱きしめながら耳元で囁かれた蕩けるような甘い言葉。
自分がお嬢様の唯一の男だと言ってくださったその想いを糧に
どんなことも躊躇なくこなし、生き延びてきた。
静かな寝息を耳にしながら…
久々に思い出した想いに胸が締め付けられる。
今、このまま傍にいるのは賢明じゃないだろう…
私はベッドを下り、近くにあったソファーに座って、
膝を抱えてもたれかかった。
お嬢様はその言葉の通り、私などのモノではないし…
そうなることは一生ないだろう。
それでも…
ずっとおそばにいるのを決めたのは自分。
その決断に後悔はない。
あの男は突然お嬢様の前に現れ、夫という地位を手に入れながら、
それでも他の女にばかり目移りして、お嬢様の目前に醜態をさらす。
あの男と自分が何が違うのか…
何が劣っているから立場が違うのか…
本当にうざったい。
しばらく仮眠を取ろう目を閉じた。
気持ちはお嬢様のいるベッドに集中しながら…
いつか…
いつの日か復讐してやる。
「そのキスは許されていない…」 【END】(佐伯Side)
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今回で番外編は終了です。
ちなみにこの番外編公開のニュースは、
内容をまとめて作品として公開することになりましたら、
予告の後削除します。
ご了承ください。
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