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NEW レイ(りょう)さんの作者ニュース

またまたありがとうございます。2
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現の後(うつつののち)(佐伯Side)   続き

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「私は佐伯のモノじゃないけど、佐伯は…

私にとってただ一人、唯一の娚(おとこ)よ」

若かりしあの日、衝動的に想いを告げてしまった時、

私を抱きしめながら耳元で囁かれた蕩けるような甘い言葉。

自分がお嬢様の唯一の男だと言ってくださったその想いを糧に

どんなことも躊躇なくこなし、生き延びてきた。


静かな寝息を耳にしながら…

久々に思い出した想いに胸が締め付けられる。

今、このまま傍にいるのは賢明じゃないだろう…

私はベッドを下り、近くにあったソファーに座って、

膝を抱えてもたれかかった。


お嬢様はその言葉の通り、私などのモノではないし…

そうなることは一生ないだろう。

それでも…

ずっとおそばにいるのを決めたのは自分。

その決断に後悔はない。


あの男は突然お嬢様の前に現れ、夫という地位を手に入れながら、

それでも他の女にばかり目移りして、お嬢様の目前に醜態をさらす。


あの男と自分が何が違うのか…

何が劣っているから立場が違うのか…

本当にうざったい。


しばらく仮眠を取ろう目を閉じた。

気持ちはお嬢様のいるベッドに集中しながら…


いつか…

いつの日か復讐してやる。

  「そのキスは許されていない…」 【END】(佐伯Side)

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今回で番外編は終了です。

ちなみにこの番外編公開のニュースは、

内容をまとめて作品として公開することになりましたら、

予告の後削除します。

ご了承ください。
[作成日]2015-08-25
74拍手

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くすぶる躰の奥の火種…… 私はそれを見て見ぬふりをしていた。
[ジャンル]不倫・禁断の恋
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