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こんばんは。

　とうとう、承平さんが残酷な事実を知ることなりました。
　それは避けられない運命でもありました。


　それにしても、実の祖父や叔父が結託して、最愛の妻を殺そうとした。
　その事実を知ったときの気持ちは、どうだったのでしょうか。
　ましてや、直接の関与はないとはいえ、実の母親までもが薫子殺害に同意し、
　黙認していたのです。

　帝の驚きと哀しみ、怒りは大きかったことでしょう。

　更に、血の繋がった身内を裁かねばならないという天皇としての立場も
　きっと余計に彼を苦しめたに違いありません。

　これはもちろフィクションですが、
　歴史を見ると、天皇の外祖父が関白であるという時代は
　皆様もご存じのように、平安時代では長くありました
　（有名な藤原道長など）。

　もしかしたら、お気づきかもですが、通嗣のモデルはその道長だったりします。

　臣下が自分のおじいちゃんというのも何か私のような一般庶民には
　想像できない世界ですが、
　やんごとない方はまた庶民とは感覚が違う、、、、？

　それはさておき、承平さんは薫子から
―他の男に穢される前には命を絶つつもりだった。

　更にショッキングなことを言われて、泣き出して？

　
　

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