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こんにちは。

　スピンオフ第二弾は、いかがでしたでしょうか？

　ゆきの無垢で無欲なところは、後に承平さんが出逢う生涯の伴侶、
　薫子にも似ていますね。

　恐らく、そういうタイプが彼の好みだったのでしょう。

　ゆきが生きていれば、その後の薫子との物語りは
　なかったかもしれません。
　時に運命というものは不思議で、哀しいものです。

　さて、明日からは第三弾です。
　源典侍は本編では名前だけしか出てこず、しかも既に故人でした。
　作者、実はこの人物が少し気になっていました。

　60歳という高齢でありながら、８歳の少年の妻となった女性。
　当然、二人の間に若い男女のような情熱的な恋の語らいがあったとは
　思えないけれど、たとえ老いたりとはいえ女と男、
　しかも形は「夫婦」ですから、何らかの物語りはあったはず。
　典侍はこの奇妙な結婚をどのように受け止めていたのか？
　
　―一体、どんな女性だったのだろう。
　そんな想いがこの物語り誕生のきっかけとなりました。

　　
　

　

　

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