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頼母との闘いにもこれで決着がつきました。
途中でかつて自分が手込めにしてしまった娘の父親が登場、
信頼は自らの醜い過去とも対峙することになってしまいましたが、
そんな彼を救い支えたのが、おさとの笑顔と励ましの声でした。

平常心で人を斬ったことのない彼が生まれて初めて平常心で人を斬った。
そのことは、信頼に無闇に他者の生命を奪うことがどんなものなのか、
ということをたたきつけることになったのです。

おさとという女を得て変わり始めた信頼が
この頼母との対決を経て完全に生まれ変わる瞬間でした。

さて、いよいよ明日は完結です。
ただ、この後もお話はまだしばらく続きまして、番外編が三つほど
入る予定です。

　

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