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NEW 東 めぐみ(結菜)さんの作者ニュース

時は流れ続け、時代はうつろい、運命の歯車は巡る。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
作品を書き上げた当時の覚え書きです。

 

あとがき

 漸く「白桜記外伝」のすべての原稿の入力作業が完遂しました。今回はゆっくりと作業を進めたので、一カ月ほどかかりました。
 というわけで、新しい年になって初めてのオリジナル本です。第一話の「雪うさぎ」は別として、第二話、第三話は悲恋ですねぇ。自分で書いていてこんなことを言うのも変ですが、下書きをして一カ月もすると、自分の作品も割と第三者的な視点で見られるようになっているのです。それでも第二話の長儀子はまだ救いがありますが、第三話のお千世はあまりにも可哀想すぎる。これでは救いがないではないか、と改めて読み返して思いました。
 今回の「外伝」は本編を書いたときからいずれは書いてみたいと思っていたエピソードばかりです。信頼の正室や高嶺桜のお千世の逸話は本編でも出てくるので、その頃からある程度の構想はありました。第一話は藩政改革のその後です。藩政改革とは首謀者だけを成敗して済むといった簡単なものではなく、多くの拘わった人々をも巻き込んでしまうのだということ、本編では描ききれなかった底辺の人々の悲劇を描いてみたいと思っていました。言うならば、この「外伝」は「河北藩で起こった、知られざる、もう一つの悲劇」がテーマです。「雪うさぎ」も第二話や第三話のような悲惨さはありませんが、「先生」こと拓馬と妻里絵の別離もまた「悲恋」と言えますから。
 本編の聡一郎と信頼の恋もまたある意味で悲劇ですが、今回の外伝では、実は他にもっとたくさん哀しい恋の話があったんだよという気持ちを込めて描きました。
 二〇〇七年は気負わず、マイペースで頑張りますので、どうかよろしくお願いします。
 今回もありがとうございました。
 この一年が皆様にも私にも良い年になりますように。
                                  東 めぐみ拝
二〇〇七年一月吉日
[作成日]2013-11-25
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