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こんにちは。

　時に運命とは人にとっては、とても残酷なものです。
　一つ違いの15歳の皇帝と16歳の皇后は誰が見ても似合いの夫婦でした。
　しかし、病弱な皇帝が突如として崩御したことから
　紫蘭の運命は激変することになります。

　ちみなみに浄心院というのは、前皇帝の后妃たちが
　皇帝の崩御後に暮らす隠居所のようなものです。
　第一話のロマンスでも、名前だけは出てきたと思います。

　ちなみに江戸時代の日本でも、似たようなものがありました。
　江戸城の大奥では、将軍が薨去すると、
　御台所や側室は田安御用屋敷という場所に移りました。
　もちろん、すべての人がここに入ったわけではありませんが、
　原則としては、そうだったようです。
　たとえ一度でも将軍の夜伽を務めた女は
　お手つきとして扱われ、二度と市井に立ち返ることはできず、
　一生ここで飼い殺しになりました。

　ある意味で、女性にとっては残酷なことですね。

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