官能って、人の根本に潜む黒い澱の攪拌だと思うのですが、今回のお話は特に美しいなと感じました。
どんな人間にでも存在する、恋という気持ちの先にある行為。経験の多い人、少ない人、はたまた自ら戒めている人や、仕事にしている人。関わり方は千差万別ですが、それはまさしくタグ通り『日常』であると思います。
人から切って離せないそれは、決して悪ではありませんし、過剰にタブー視するものでもありません。澱を攪拌して生まれたもの、彼と彼女の場合、それはとても美しいものだと思います。
彼女を閉じ込めるものは、善意だからこそ悩ましいと思います。しかしその殻を破り捨て、幸せを得られて良かったと感じました。
作者ページ
シロンペロンむさしさんのレビュー一覧
完結おめでとうございます!
キャラへのを想いを語れば、何回レビュー書いても足りないくらい。それだけ感じるもののあるキャラが一つの教室にいて、同じ時を過ごしている、という不思議さが好きです。
時には恋したり、青春したり友情したり。その一方で落ちる暗い影も、また若者のリアルだと思います。
そして、一番好きなのはラストの一文。タイトル、サブタイトルを見て、そして本文を読んだ後出てくる、カタカナの六文字。これがこの作品の全てを、シンプルかつ的確に表しています。
面白かったです。次回作も楽しみにしています!
キャラへのを想いを語れば、何回レビュー書いても足りないくらい。それだけ感じるもののあるキャラが一つの教室にいて、同じ時を過ごしている、という不思議さが好きです。
時には恋したり、青春したり友情したり。その一方で落ちる暗い影も、また若者のリアルだと思います。
そして、一番好きなのはラストの一文。タイトル、サブタイトルを見て、そして本文を読んだ後出てくる、カタカナの六文字。これがこの作品の全てを、シンプルかつ的確に表しています。
面白かったです。次回作も楽しみにしています!
[評価] ★★★★★
時代小説としても本格的、なおかつ普段読まない方のために、物語の妨げにならない範囲できちんと注釈も入っていて、どんな方でも自然と物語に入っていける文章だと思います。
そして戦国の女性と言えば王道のシチュエーションでもある、敗戦による捕縛。縄を掛ける事そのものが上質な官能シーンで、その描写は背筋にゾクッとしたものが走ります。直接触るだけが官能シーンではないのだと、感動を覚えました。
これから菜姫はどんな目に遭ってしまうのか、期待を隠さずにはいられません。続きも楽しみにしています。
そして戦国の女性と言えば王道のシチュエーションでもある、敗戦による捕縛。縄を掛ける事そのものが上質な官能シーンで、その描写は背筋にゾクッとしたものが走ります。直接触るだけが官能シーンではないのだと、感動を覚えました。
これから菜姫はどんな目に遭ってしまうのか、期待を隠さずにはいられません。続きも楽しみにしています。
個人的にブームな平安時代、というだけでも嬉しいですが、めくみ様の美しい文章で読めるのが何より嬉しいです!
離れた時代のお話だけど、目に浮かぶ情景。二人がデートしていましたが、平安の町の雑踏ってこんな感じなのかな、とわくわくします。
平穏な時間がこのまま続いたらいいのに……と思う一方、これから始まるだろう貴族達の争いがとても気になります。更新楽しみにしています!
離れた時代のお話だけど、目に浮かぶ情景。二人がデートしていましたが、平安の町の雑踏ってこんな感じなのかな、とわくわくします。
平穏な時間がこのまま続いたらいいのに……と思う一方、これから始まるだろう貴族達の争いがとても気になります。更新楽しみにしています!
まず目を引くのはタイトル。ごく普通の単語なんだけれど、たった一文字のひらがなが、作品の雰囲気をよく表しています。言葉の選び方がすごく好きです。
高校生達の、よくありそうな日常の中に潜む性。一人一人を見れば、異常でも何でもない、自分の通っていた学校にいたような子達。そんな彼らが織り成す小さな毎日の変化が、最終的にどんな物語となるのか気になります。とても面白いです!
高校生達の、よくありそうな日常の中に潜む性。一人一人を見れば、異常でも何でもない、自分の通っていた学校にいたような子達。そんな彼らが織り成す小さな毎日の変化が、最終的にどんな物語となるのか気になります。とても面白いです!
完結おめでとうございます!
決して強い訳ではなくて、傷付いて、時には問題から逃げて曖昧にしながら、それでももがきながら前に進もうとする人間の美しさに心を打たれました。完全無欠なヒーローではないからこそ、洋人さんは誰よりも優しいのだと思います。
クライマックスを読んだ時には、これは最後絶対に誰かが悲しい想いを抱える事になると思っていたのですが…
傷付いただけで終わりではなく、その先、新しい未来がきちんと待っていたのは予想外でした。ほろ苦いだけでなく、希望のある結末。奈央ちゃんの懐の深さに惚れます。
登場人物全員を好きになれる、読んでいて素敵な作品でした。
決して強い訳ではなくて、傷付いて、時には問題から逃げて曖昧にしながら、それでももがきながら前に進もうとする人間の美しさに心を打たれました。完全無欠なヒーローではないからこそ、洋人さんは誰よりも優しいのだと思います。
クライマックスを読んだ時には、これは最後絶対に誰かが悲しい想いを抱える事になると思っていたのですが…
傷付いただけで終わりではなく、その先、新しい未来がきちんと待っていたのは予想外でした。ほろ苦いだけでなく、希望のある結末。奈央ちゃんの懐の深さに惚れます。
登場人物全員を好きになれる、読んでいて素敵な作品でした。
洋人さんから漂う廃退した雰囲気に惹かれて読み始めました。大人の男性なんだけれど、離婚したせいか大きな隙があって、「大人の余裕」じゃなくて「大人の寂しさ」が、女性を惹きつけます。私の好みど真ん中です。
一方愛美も、本心がまったく見えなくて、けれど隠した一面を見てみたいと思わせる魅力的な女性です。
官能シーンもすごく色気があって素敵。年上の洋人さんを翻弄する愛美にドキドキして、何か新しい嗜好に目覚めてしまいそう…女性が積極的なお話が好きなので、読み応えがあります。
皆がどこか歪で壊れそうなのに、それが美しいです。この関係がどう展開するのか、とても気になります。
更新楽しみにしています!
一方愛美も、本心がまったく見えなくて、けれど隠した一面を見てみたいと思わせる魅力的な女性です。
官能シーンもすごく色気があって素敵。年上の洋人さんを翻弄する愛美にドキドキして、何か新しい嗜好に目覚めてしまいそう…女性が積極的なお話が好きなので、読み応えがあります。
皆がどこか歪で壊れそうなのに、それが美しいです。この関係がどう展開するのか、とても気になります。
更新楽しみにしています!
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