この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
藍子という娘
第5章 ■娘の告白
洋二- 「ダメだって」
「冷静になりなさい」
藍子- 「藍子は冷静だよ」
確かに藍子の言っている通り、特に興奮している様子もなく、冷静に話をし、聞く姿勢もみえる。
洋二- 「なんでなんだよ」
藍子― 「お父さんが、家のことをしっかりしてくれて」
「お母さんのようでもあったし」
「遊びとか連れて行ってくれたり、買い物に付き合ってくれる」
「彼氏のように思える時もあったの」
「お父さんが理想の男性なの」
「他の男子が気になったこともあったけど、お父さんのように強く優しくない」
「理想の男性がそばにいるなら、好きになってもいいと思うの」
「お父さんがすきなの」
「それに、小6の時、生理が来たの、覚えてるでしょ」
「お母さんにも、生理があって子供が作れるようになって」
「お父さんと結婚して、私が生まれた」
「私も生理が来て、お腹痛くて、気持ち悪い事もあるけど」
「子供が作れるんだ、結婚できるんだ」
「女として男子とお付き合いして結婚したいって思い始めたの」
「そんな思いが、なんか頭の中で色々回って考えたの」
「そしたら、お父さんが一番好きというのが、はっきり判ったの」
「結婚とかしなくていいの、お父さんの奥さんになりたい」
洋二は戸惑っていた、父親としての愛情注ぐ、自分の使命として、違う愛情を考えたこともなかった。
娘が大きくなり、恋愛をして結婚するのだろうと当然思っていた。
それが、藍子の「奥さんになりたい」の一言とキスで戸惑っていた。
キスは妻が亡くなってから、したことがなかった、柔らかくツヤツヤのマシュマロを唇に当てた感じがした。
でも、やはり洋二は父親である。
ニコッと笑顔を作り洋二は藍子に話しかける。
洋二- 「藍子、お父さんも藍子の事が大好きだよ」
「でもね、お父さんお奥さんは、お母さんだけだよ」
「冷静になりなさい」
藍子- 「藍子は冷静だよ」
確かに藍子の言っている通り、特に興奮している様子もなく、冷静に話をし、聞く姿勢もみえる。
洋二- 「なんでなんだよ」
藍子― 「お父さんが、家のことをしっかりしてくれて」
「お母さんのようでもあったし」
「遊びとか連れて行ってくれたり、買い物に付き合ってくれる」
「彼氏のように思える時もあったの」
「お父さんが理想の男性なの」
「他の男子が気になったこともあったけど、お父さんのように強く優しくない」
「理想の男性がそばにいるなら、好きになってもいいと思うの」
「お父さんがすきなの」
「それに、小6の時、生理が来たの、覚えてるでしょ」
「お母さんにも、生理があって子供が作れるようになって」
「お父さんと結婚して、私が生まれた」
「私も生理が来て、お腹痛くて、気持ち悪い事もあるけど」
「子供が作れるんだ、結婚できるんだ」
「女として男子とお付き合いして結婚したいって思い始めたの」
「そんな思いが、なんか頭の中で色々回って考えたの」
「そしたら、お父さんが一番好きというのが、はっきり判ったの」
「結婚とかしなくていいの、お父さんの奥さんになりたい」
洋二は戸惑っていた、父親としての愛情注ぐ、自分の使命として、違う愛情を考えたこともなかった。
娘が大きくなり、恋愛をして結婚するのだろうと当然思っていた。
それが、藍子の「奥さんになりたい」の一言とキスで戸惑っていた。
キスは妻が亡くなってから、したことがなかった、柔らかくツヤツヤのマシュマロを唇に当てた感じがした。
でも、やはり洋二は父親である。
ニコッと笑顔を作り洋二は藍子に話しかける。
洋二- 「藍子、お父さんも藍子の事が大好きだよ」
「でもね、お父さんお奥さんは、お母さんだけだよ」