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藍子という娘
第5章 ■娘の告白
    「藍子がもっと大人になったらわかるよ」
    「今は、今からも、お父さんと藍子だよ」
    「お父さん、ビール飲んでくる」

ベッドから降り、離れ冷蔵庫に行き、ビールを取り出し一気に流し込む。
すぐに藍子も来て、冷蔵庫からジュースを取り出し、洋二と同じように飲む。

藍子- 「お父さん、ごめんね」
    「お父さんの言う事が当たりだと思う」
    「でも、藍子のお父さんを好きだというのは変わらないからね」

洋二- 「お父さんも藍子のことが好きだよ」
    「これまでと同じだよ、父娘で頑張ろうね」

優しく、断ったつもりの洋二だった。
親としては当然の言葉だった。

藍子- 「うん」「ごめんなさい」

しかし、藍子は心に決めていた。

洋二- 「寝るぞ」

藍子- 「うん」

またベッドに戻り、何もなかったかのように眠りにつく二人がいたが、洋二は眠れなかった。

娘の変化に驚いていた、しかも恋愛をしたいと思う相手が自分であること、歪んだ恋愛観を持たせてしまったこと、罪は自分にあったのではないかと思うこと。

自分の横で、すやすやと寝息を立てはじめる藍子を見た、親としてかわいい娘である、人生の横道にそれる事がなさそうな、天使の顔がそこにある。

そっと、藍子の髪を撫でる。複雑な感情の中、愛情を注ぐ洋二がいた。
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