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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第4章 マリッジブルー・プリンセス
美名は、全身が沸騰したかの様に、恥ずかしさに紅くなった。そして隠す様にバニッぴーを抱く。
「だ、だだだだって……服が」
「無いだろ」
綾波は事も無げに言った。
「うん……て、剛さんっ?」
「俺が隠した」
「は、はあ――っ?」
美名の大きな声が部屋に響き渡り、綾波は耳を塞ぐ。
口をパクパクする美名をよそに、彼は大きな紙袋を出し中身をベッドの上に広げる。
「な、なんでっ?なんでそんな悪戯を?小学生でもやらないような悪さじゃないの――!剛さんのバカっバカっ!」
美名はそっぽを向いて怒鳴った。
すると肩を掴まれ、くるりと彼の方を向かせられる。