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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第5章 眼差しのテンプテーション
「おい、豆を掻き込むからそんな事になるんだぞ」
「ゲホッ……ちがっ……!つ、剛さんがっ」
「……俺が、なんだ?」
綾波は冷蔵庫から栄養ドリンクらしき瓶を取り出し、一気飲みをする。
そのドリンクのパッケージには"今を盛りな男の為に!スーパーマグナムドラゴンEX"と書かれていて、美名は目が点になる。
綾波は、その視線に気付き妖しく微笑み美名にゆっくりと近付き、椅子の背に回り込むと耳元に囁いた。
「……咳はもう収まったか?なんなら……擦ってやろうか」
「ひっ!だ、大丈夫ですっ!それには及びませんっ」
声を裏返す美名に苦笑すると、綾波は指を頬に伸ばし、軽くつねる。
「いっ」
痛い、と口にするよりも早く、長い指は首筋に降り、キャミソールの肩紐を少しずつずらし膨らみに触れた。
「やあんっ!バカア――!」
美名は思わず裏拳で綾波を吹っ飛ばす。