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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第5章 眼差しのテンプテーション



 気持ち良く決まったその一撃で、綾波は2、3メートル飛びソファにぶつかり倒れた。



「キャアア!剛さん――ごめんなさっ……まさか当たるなんて思わなくて――!」



 美名は慌てて椅子から立ち上がり彼の側へ駆け寄り頬を叩いた。


 顔をしかめながら、綾波は睨む。



「おい……もう少し優しく介抱出来ないのか」


「ご、ごめんね?」


 美名は、優しく介抱と聞いて膝枕を思い付き、綾波の頭を無理矢理引っ張り膝に乗せた。


 彼は目を白黒させる。


「い――っ!おい!いきなり頭をふんづかまえて引っ張る奴があるか――!膝枕するなら、すると事前に言え!」


「う……ご、ごめんなさい……だって……」


 美名は口ごもった。


――だって、そんな事、恥ずかしくて言い出せる訳がないじゃない……


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