この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第5章 眼差しのテンプテーション



 綾波がようやく唇を離す頃には、美名の瞳は蕩け、その眼差しは彼の身体を疼かせた。



「……全く……お前は」



綾波は、軽く咳払いすると、美名の鼻を指で摘まみ豚鼻にした。



「ふがっ」



 目を白黒させる美名を見てニヤリと笑い、綾波は彼女の頭をポン、と撫でた。



「……姫様が欲情してしまったようだが、続きは帰ってきてからにするか」


「よ、よよ欲情って!」


「そろそろ、三広と桃子を送ってやる時間だろ」


「あ……そ、そうでした……ね」



美名は、今思い出したという風に口を掌で押さえる。




「ほらな。ムラムラ来て妹を送る大事をすっかり忘れてたじゃないか」


「よ、欲情とかムッ……ムラムラだとか、人を変態みたいに言わないで――!」



 美名は真っ赤になり喚くが、綾波はフフンと鼻を鳴らし、彼女に黒いレースとリボンの帽子を持たせ、エスコートする騎士の如く右肘を突き出した。



「さあ姫様、お手をどうぞ」




 美名は、ドギマギしながら彼の腕を取った。

/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ