この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第6章 リトルプリンセスとプリンスの憂い



 三広は僅かに顔を上げ、口を開きかけたが再び固く結ばれ、座席に体育座りの体勢で膝に突っ伏す。


「……黙秘権を行使していいかな……綾ぢゃん……」

「認めん」

「ぐっ……で……出来れば話したくない……」

「ダメだ。洗いざらいぶちまけろ。本当なら二人の間の事には他人が介入するべきじゃないが、明日大事なステージを控えているのにそんなグッタグタじゃあ他のメンバーの士気に関わる……それにお前らを見に駆け付けるファン達にも失礼だ。ファンは敏感に自分達の好きなミュージシャンの精神状態を見抜くからな……それに半端なライヴをして他の奴等に舐められたいのか?あっ?」

「――っ……お……俺は、ミュージシャンだけど、生身の人間だよ!そんな風に理想のミュージシャンたるなんとか、って説教されたって」

「いくらでも説教してやるさ。今お前に物を言えるのはこの俺だけだからな」



 綾波は眼鏡を外すと、突っ伏す三広を無理矢理起こし、胸ぐらを掴む。


/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ