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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第6章 リトルプリンセスとプリンスの憂い
「有名人がこんな所に居ていいの?」
桃子は周囲を見渡すが、今のところ気づかれている様子は無いようだった。
真理のサングラスは多分変装のつもりなのだろうが、かえって彼を目立たせてしまっているし、由清はそのままなのでプリキーを知る人が此処に居れば直ぐに分かってしまうだろう。
真理は人差し指を立てて小刻みに動かして喉を鳴らした。
「チッチッ……俺らは別にアイドルじゃないしよ――、犯罪者でもないんだから、出掛けたい時には好きに出掛けるさ!ムーンバックスもムクドナルドハンバーガーだってバンバン行ってやら――!」