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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST
「大丈夫ですか――!?」
柳の声で、喉まで出かかった言葉が呑み込まれた。
柳は、抱き合う二人を見て赤くなり立ち尽くす。
「失礼しました……叫び声が聞こえたので……」
綾波は、美名を離さないままで笑いかける。
「かまわないですよ」
柳の後ろから日比野が顔を出して部屋へ一歩入って来た。綾波の腕の中の美名と視線が合わさる。
瞬間、日比野が妖しく底知れない眼差しを美名に向けた。
(あの人は……!さっき私に……!)
彼の腕の力、唇が咥内を掻き回した感触、彼の香りまでが生々しくまとわりついている。