この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST




「ち……ちが……」

 美名は綾波を見つめながら首を振った。涙で目が盛り上がり溢れそうになる。

(どうしよう――さっきのが夢じゃなかったら――!)

「――なんてな、冗談だ」

 綾波は美名の額にいきなりデコピンした。

「痛っ……て、へっ……?」

 綾波は悪戯っぽく笑っている。

「お前はすぐに真に受けるな……アホか」
「な……なっ……ひど……」

 美名の目からとうとう涙が溢れた。彼女は唇を結び、綾波の胸を拳で叩く。

「うおっ……また殴るか」

 綾波は叩かれながらも美名を包み込む様に抱きしめ、苦笑した。

「剛さんのバカっ!バカバカ――!おかしな冗談は止めてよっ!変態――!いじめっ子――!」

 美名は、綾波を責めながら心の中で安堵していた。
 あのまま問い詰められたら、誤魔化す事など出来なかったかもしれない。



/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ