この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第4章 マリッジブルー・プリンセス


 綾波は一瞬笑った。が、直後に凍る様な瞳を美名に向けた。

「……危ない事?たとえば……そいつを半殺しにするとか?」
「――っ」

 美名が涙を目に溜め首を振ると、彼は指先でその雫を拭う。

「……なぜ泣いている……?そいつを庇ってか?」
「違……私はただっ……」

 綾波には、糸が切れたら何をするか予想が付かない危うさがある。そんな彼に惹かれているのも事実だが、今は怖くて仕方が無かった。

(お願い……剛さん……私……もう、何があっても揺れたりしないから……だから……)

 胸の思いを言葉にしたいのに、喉が詰まった様に声が出せず、美名は咳き込んだ。

「……大丈夫だ、お前が心配する様な事はしない」

 綾波は、美名の背中をそっと擦り優しく言った。

「つ……剛さん……」

 美名は、思わずしがみつく。
/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ