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溺愛 ~母娘編~
第3章 ■連休
ゴールデンウィークに入り、前から決めていた家族旅行をした、父の生まれた鹿児島に行き泊りは実家、観光と名物の砂風呂に入る計画。

父親の雄二が運転する車で9時に家を出て18時に到着した。
父の両親は健在で、いつものことだが、珍しい料理でもてなしてくれる、父はさすがに疲れたのか、食事が終わったら風呂に入らず、そのまま眠った。

美和と麻美子は、お風呂を頂だいた。
自宅にあるユニットバスとは違い、田舎のお風呂である、コンクリートタイル張りの大きなお風呂は2人で入っても余るくらいの大きさであった。

美和- 「麻美子、おっぱい大きくなったね」

麻美子-「もーっ」
    「でも、Dくらいあるみたい」
    「今のブラが小さいんだ」

美和- 「明日、天文館行くから、ついでにそこで買おうか」

麻美子-「やったー」
    「少し大人っぽいのがいいな」
    「色もパープルとか」

美和- 「Dだと大人っぽいデザインになると思うよ」
    「でも、パープルとかはダメ」
    「まだまだ早い」

麻美子-「うーーん」
    「友達も結構、黒とかつけてるよ」
    「ねぇ、おねがい!」

美和- 「ダメ!」
    「色とデザインはお母さんが決める」
    「お母さんがお金出すんだから決定権はお母さんにある!」

麻美子-「まぁいっか」
    「お願いします」
    「あはははは」

18歳になる娘が大人へ変化していくことは喜びでもあるが、淋しさも感じた、娘に対する愛情は強かった。

ゴールデンウィークの帰省は高速道路は使うが、毎年の混雑も想定して一日早く実家を出た。
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