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溺愛 ~母娘編~
第4章 ■彼氏
一家には普通の生活に戻ったが、麻美子にはインターハイの応援に行く約束があった、授業の時間に試合があったりで、すべての試合の応援には行けなかったが、週末の試合には応援に行った。

エースの智二の活躍はすさまじく、ダブルスコアーでこれまでの試合全てを勝ってきた、ついに決勝戦まで登りつめた、観戦には女友達で来た、麻美子は友達2人と智二がゴールを決めるたびに大きな歓声をあげ喜び応援した。

チームが優勝した。

優勝のおめでとうを言いたくて、試合後に控え室に行った。

麻美子-「おめでとう」
    「すごかったね」

智二- 「ありがとう」
    「おれ、かっこよかった?」

麻美子-「うん、メッチャかっこよかったよ」

智二- 「だろ!」
    「練習すんげー頑張ったし」
    「麻美子がみてると思ったらよけい頑張れた」

麻美子-「うん?」
    「応援したよ」

智二- 「後で電話するな、夕方ごろになるけどいい」

麻美子-「うん、いいけど・・・なに?」

智二- 「あとでな!」

麻美子は何で智二はここでは話さず、後で電話なのかわからなかったが、父兄の準備する祝勝会がこの後あり、時間がないからなのかもと思いその場を失礼した。

夕方になり、智二からの電話
智二が伝えたかった内容は、優勝した自慢話から始まり、部活の引退、そして受験のことも踏まえて、麻美子と付き合いたいと言う告白電話だった。
智二は引退後は後方支援で時々部活にも参加するがこれまでとは明らかに時間が作れる、気になっていた麻美子と付きあたいたという気持ちを伝えるには、真っ当なタイミングだった。
麻美子は智二をかっこいいと思い、悪い気はしなかったので二つ返事で、OKした。
そして次の週末に初デートすることを約束した。
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